「今日こそは早く準備をする」、「今日こそはもっと時間に余裕を持って行動する」と毎日思っているはずなのに、、、
いつの間にかいつもと同じギリギリの時間になってしまうことは、多いのではないでしょうか?
早く行動できる自分に憧れてたけど、もう諦めたという人も多いはずです。
そこで今回は、なぜいつも時間ギリギリに行動してしまうのかを解説していきます。
これを知れば、これからは時間に余裕のある生活ができるかもしれません。
- なぜいつも時間ギリギリになってしまうのか
- 時間ギリギリの癖は中々抜けない
- 時間ギリギリのをやめたいときは
ぎりぎりの緊張感が忘れられない
時間がギリギリになってしまうのは、この間に合うか、間に合わないかの緊張感がたまらないからです。
一方は最悪の結果に、もう一方は最高の結果になる切羽詰まった感じが忘れられないのです。
これらの予測不能の事態が、期待感や興奮を生み出します。
そして、ギリギリのことが成功に結び付いた場合に、達成感や喜びが、緊張感と共に強烈な印象として残ります。
一度でもギリギリを経験をした人はこう感じたことがあるはずです
- 急いだ頑張りが報われた!!
- 焦りから解放されて最高!!
- 謎の達成感を感じる
人は感情と経験を結びつけることが得意であるため、ぎりぎりの緊張感は強烈な印象となります。
これらの感情は気持ちよいですが、やめられなくなってしまいます。十分注意しましょう。
一度ぎりぎりを経験すると癖になる
時間ギリギリが癖になってしまうのは、成功体験が起こると脳はその行動に対して快感を得るからです。
この成功体験の快感が忘れられなくなり、同じ行動を続ける意欲を高めてしまいます。
この成功体験というのは、時間ギリギリに行動してしまうことです。
それが繰り返されることで快感への欲求がどんどん増え、再び時間ギリギリの行動をします。
また、目標を達成することは達成感や自己肯定感を高める要因になります。これも、同じ行動を続けてしまう原因になります。
ドーパミンが出ている
ギリギリを間に合うときには大量の「ドーパミン」が出ています。
ドーパミンとは、神経伝達物質の一つです。ドーパミンが分泌されると、「快感」や「満足感」や「達成感」を与えてくれます。
そして、いつドーパミンが出るかというと、成功体験や目標の達成によってドーパミンが分泌されます。
なので、このギリギリで間に合う行為は絶好のドーパミンが分泌される最高のタイミングになるのです。
癖になってしまうのは、ドーパミンを得るための行動と言えるでしょう。
先延ばし癖がついてしまっている
やることが「難しい」、「複雑」、「めんどくさい」と感じると、それに対する不安から避ける為に先延ばしをしてしまいます。
先延ばしは、一時的にですが不安を回避できる手段となるため、最後まで引き延ばしてしまい、結果的に時間ギリギリになってしまいます。
また、周りの誘惑によっても先延ばしを行うことがあります。例えば
- You Tubeなどの動画を見てしまう
- インスタ、X(twitter)などのSNSを見てしまう
- ゲームをしてしまう
- 意味もないのに部屋を掃除してしまう
- 食べ物を沢山食べてしまう
- とりあえず寝てしまう
など、これらのことをしてしまい、先延ばしをしてしまったことがあるのではないでしょうか?
人は、楽な方楽な方へと流されてしまう生き物です。後悔しないためにも、先延ばしはやめておきましょう。
先延ばしはどんどん悪化する
先延ばしを続けることで、その行動が習慣となります。慣れてしまうと、それを変えるのが難しくなります。
「あと5分寝ててもいいな」、「もう少し動画見ても時間に間に合うな」と余裕があった時間を使って、
先延ばしをすることが当たり前になり、その習慣が強化されていきます。
また、先延ばし癖が悪化すると、約束や期限を守れなくなり、信頼が低下します。
仕事や人間関係に悪影響を及ぼす可能性があるので、注意しましょう。
時間ギリギリのをやめたいときは
「時間に余裕を持ちたい」、「もうギリギリは嫌だ」、「もっと早くにやっておけばよかった」ともう後悔したくないですよね。
そんなときに解決できる効果的な方法を2つ紹介します。
- タスクを分割する
- 一度遅れてみる
これらについて詳しく解説していきます。
タスクを分割する
締め切りや試験など、前日に急いでやることが癖になっている人は多いのではないでしょうか?
そんなときにはタスクを分割することを試してみましょう。
そんなこと言っても、実行するのは難しいですよね。そんなときには、これらを意識してみましょう。
- やる日・時間を決める
- 終わったらご褒美を用意する
1つ目のやる日・時間を決めることは重要です。なんとなく「やるかー」と思うのと、「この時間にやる!」とでは意思に違い出てきます。
また、集中力は長くは続きません。5時間やるなど無理な時間設定をしないのも大切です。
2つ目のご褒美を用意するのも効果的です。先ほども述べたように人は「快感」や「達成感」や「満足感」を欲しています。
なので、終わりにご褒美があればそれらを満たせ、素早く行動に移すことが出来ます。
一度遅れてみる
課題の提出や出勤、登校など、既定の時間に間に合わせるタイプはいっそのこと遅れてみるのもありかもしれません。
「何言ってるの?」、「 バカじゃないの?」のと思うかもしれませんが、実は効果的な方法です。なぜかというと、
ギリギリ間に合っているからこそ、「自分はまだ大丈夫」と思っているからです。
一度時間に遅れてみると、注意を受けて叱られることでしょう。ミスをすると心に記憶されます。
それにより、「自分の時間管理は危ない」と実感できることで、次回から余裕を持って行動できるはずです。
ですが、遅れることは良くないことです。この方法は最後の手段にしましょう。
まとめ:ギリギリをやめるのは難しい
この記事で紹介してきたように時間ギリギリをやめるのは難しいです。
なぜかというと、一度ハマるとどんどん悪化していきやめられなくなってしまうからです。
人間は基本的にだらけてしまうものです。
ですが、それを打ち破り、余裕を持って動けることで充実した日々を過ごせるのではないでしょうか?
少し意識するだけども意志の力は上がります。これから後悔しないためにも早めの行動を心がけましょう。