うつ病かも?うつの前兆に起こる感情や行動の変化

最近なんだか「体調が悪い」、「気分が乗らない」そんな経験をされていませんか?もし、そんな日が続くなら鬱かもしれません。

鬱の前兆を知っておくことは、自身や周りの人のメンタルヘルスを守るためにとても重要です。

鬱は深刻な病気であり、早期対応が必要です。この記事では、鬱の前兆について詳しく解説します。

この記事で分かること
  • 鬱が起こる前に出る感情や行動
  • 鬱の前兆が現れたときの対処法
目次

死にたくなる

死にたくなるのは鬱の前兆の1つです。

「もう生きてるのが嫌だ」、「生きてる意味が分からない」、「人生楽しくないな」など、これらのこと思ったことはありますか?

一度でも思ったのなら、あなたは精神的にとても疲弊しているのでしっかり休みましょう。

この感情は、社会的なストレスや生活の変化によって、生じます。

  • 引っ越しをした
  • 人間関係が上手くいかない
  • 仕事、学校がつらい

など、近年では人付き合いも多いし、慣れ親しんだ場所から引っ越すことも多いと思います。様々な生活への変化が、悩みを抱えることが多く、「もうめんどくさい」、「楽になりたい」と死にたくなります。

また、死にたい気持ちが出てきたら、もう鬱の可能性があります。死にたい気持ちが起こるということは、精神的に追い込まれています。

「死にたい」この感情が出てきたら、すぐに鬱を疑ってください。

ご飯を食べれなくなる

ご飯を食べなくなるのも間接的に死にたい行動に繋がっています。

食事はエネルギーを得るための生きる行動です。それをやめてしまうのは、自分が死にたがっている証拠です。

日々のストレスが溜まっていくと神経のバランスが崩れて、胃腸などの消化器官が正常に動いてくれなくなります。

そうなると、

  • 食後に吐き気がする
  • 味がしなくなる
  • 食欲がわかない
  • すぐお腹が一杯になる

などの症状がおきます。食事が楽しめないと余計にストレスが溜まるので、負のループに陥ります。

食欲不振になってしまったら、スープや果物など食べやすい物でもいいので、口にすることが大切です。

全てに興味がなくなる

全てに興味がなくなるのは鬱の前兆の1つです。

精神的な健康の問題は、興味や喜びを感じる能力を低下させます。

これらの症状が出たら注意しましょう。

  • 以前は楽しんでいた趣味に何も感じない
  • 新しいことに興味が出ない

このような精神状態になると辛いですよね。これらの気持ちが長く続くようなら、鬱の可能性があります。

全てに興味がなくなると、無気力な状態になります。友達と遊んだり、自分の趣味にもやる気が出ず、ストレスを発散が出来ずにどんどん状態が悪化します。

遊ぶことよりも休むことが多い人は心身共にとても疲弊しています。

興味ががなくなる原因

興味が湧かなくなる原因は人によって様々です。

何事も手につかず、過去の情熱や興味が薄れてしまうとき、その背後には様々な要因や変化が隠されています。

主な原因はこれら3つになります。

共感してくれる人がいない

「楽しい」、「面白い」気持ちに共感できる人がいないと、何をしても楽しくないと感じます。

映画やおいしい食べ物、トレンドの話など、共通の話題で盛り上がると心が通じ合っている気持ちになり、楽しさを感じます。

しかし、人と合わせるのが苦手な人もいるので、自分の性格に合わせましょう。

生活がマンネリ化している

学校、仕事に行って帰宅し、ご飯を食べて寝る。土日も寝ているだけ。このような生活だと刺激がなく、生きてる活力を見出せません

変化のない生活は、面白みを感じる機会がなく、興味の喪失につながります。

悩みや不安が多い

日頃の悩みや不安が多いと他のことに興味がなくなります。

「仕事のこと」、「将来のこと」、「恋愛」など考えることが多いと、他のことに手が回らなくなったり、めんどくさくなったりします。

心配性の人は気にしすぎに注意しましょう。

身だしなみを整えれなくなる

身だしなみを整えれなくなることは鬱の前兆の1つです。

メンタルが不調になると、なにかもがめんどくさいと思い、メイクやお風呂に入る気力もなくなり、身だしなみを整えることが困難になります。

これは、自己肯定感が低下すると起こります。自分の外見や身だしなみに対するモチベーションが下がるためです。

お風呂に入れない

「服を脱いで、シャワーを浴びて、髪を洗って…」と工程を1つ1つ考えてしまい、中々行動に移せないことはありませんか?

そんなときは、うつ病の可能性があります。いつもできていることが億劫に感じることは、心身共に疲弊しています。

何日もお風呂に入ることが出来ない、無気力状態が続く場合は非常に危険です。

布団から出られなくなる

学校、仕事、バイトなど予定があるのに布団から出られずに、動けないことはありませんか?

これが起こるのは、心のどこかで拒否反応が出ているためです。

原因としては、

  • 学校、仕事に行くのがしんどい
  • 日頃頑張りすぎて疲れてしまった
  • もう消えてしまいたいぐらい、嫌な思いをした

など、気分やエネルギーの低下が考えられます。

何をやるにもやる気や希望が見えなくて、日常の活動に対する楽しみや興味や意欲が失われることが考えられます。

もし布団から出られなくなったら

布団から出られなくなったら目一杯休むことが大事です。

心の疲れはそう簡単に取れるものではありませんなので、嫌と言うまで休んでください。時間の流れは、心の疲れを癒してくれます。

周りから怠け者だと思われるかも知れませんが関係ありません。

休むことは悪いことではありません。「ジャンプをするためにグッと力を溜めている」こう考えるようにしましょう。

悲しくないのに涙が出る

悲しくないのに涙が出るのは鬱の前兆の1つです。

一般的に涙は、喜びや悲しみ、感動したときなどの感情を表すときに出るのが自然です。

突然涙が出たり、仕事や学校が終わった後の一人になったときに涙が出やすい経験をしたことはありませんか?

それは、心が限界を迎えているサインです。辛かったこと、我慢してストレスが溜まったことが爆発してしまったからです。

感情のコントロールが出来なくなる

鬱の前兆が来ると、自律神経が乱れや脳内ホルモンのバランスも乱れてしまいます

そうなると、感情のコントロールが上手く出来なくなり、「勝手に涙が出たり」、「怒りやすくなったり」、「楽しめなくなったり」と小さな刺激や状況に対して感情が急激に変動しやすくなります。

日常生活の中で自分の気持ちを抑えられない状況になったら注意が必要です。

鬱かもしれないと思ったら

最近、日常の中で何となく元気がない、やる気が出ない、何事も面倒くさいと感じることが増えた…そんな風に感じることがあるなら、鬱を疑ってください。

特に、鬱病と関連する症状を感じることは、無視せずに適切な対処をすることが大切です。

対処法①病院に行く

一番の対処法は専門の医療機関やカウンセリングを受けることです。早めの治療は回復につながります。

受診する先は精神科(メンタルクリニック)が好ましいです。

病院では精神的に苦しんでいる数多く患者さんを見てきています。

なので、周りから理解されないような「なにも興味がわかない」、「お風呂に入るのが辛いこと」などのことにも親身になって対処してくれます。

気を付けることは、恥ずかしがらずにしっかりと自分の気持ちを伝えることです。

隠してしまうと、今あなたが何にストレスを感じているのか、何に精神的な苦痛を受けているのかがわからなくなってしましいます。

きちんと伝えれば診断書を貰い、学校や仕事を休むことが出来ます。適切な結果を受けるためにも素直な気持ちを伝えましょう。

対処法②よく食べ、よく寝る

食事と睡眠は心身の健康と密接に結びついています。

鬱の前兆が来ると、不安なことで頭がいっぱいになります。そうなると、食欲が落ちたり、睡眠不足が多発します。

健康に生きる上で大事な食事と睡眠が欠けてしまうと、体調が悪くなり、鬱へとまっしぐらです。そうならないように、よく食べ、よく寝ましょう。

バランス良い食事を摂れば質の高い睡眠をサポートし快眠の手助けとなります。

そして、良い睡眠を取ることで疲れが取れ、不安やストレスを解消してくれます。

対処法③家族や友人に相談する

自分の信頼できる人に相談することも大切です。

精神的な苦しみやストレスは、一人で抱え込むことが難しいものです。なので、人に話すことにより、気分をスッキリすることが出来ます。

身近な人は、自分の感じていることをより深く理解することが出来ます。そのため、共感や理解を得やすく、支えとなる存在になります。

頼れる人がいるとそれだけで安心でき、気持ちが楽になるはずです。

気を付けることは、自分の感じていることや悩みを整理し、具体的な言葉で伝えることです。

具体的に伝えれば、家族や友人はあなたをサポートしやすくなるからです。遠慮をせず、自分の言葉で伝えましょう。

まとめ:鬱の前兆を見逃さないで

今回の記事では、鬱の前兆として考えられる症状やサインを紹介しました。

感情の変化に気を配り、必要なケアや対処を行うことで、鬱症状の進行を防ぐことが出来ます。

鬱症状やその前兆を感じることは、自分の心の健康を守るための重要なサインです。

日常生活の中でのささいな変化や感じることに気を配り、今回紹介したことを見逃さないようにしましょう。

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